天北原野  三浦綾子著
★ストーリー★
時代は大正末期、場所は北海道ハマベツ、互いに結婚の約束までしていた池上孝介と菅井貴乃。
しかし町の有力者の息子、完治の陰謀により2人の間は引き裂かれ、貴乃は完治と結婚するハメに。
その後、樺太(現ロシア)へ渡った孝介と再会するが…

ちょっと真面目な話しをさせてもらいますが、生きていると誰かしらに傷つけてしまう事ってあると思うんです。でもそれをひとつひとつ償っていくのってすっごい難しい事だと思うんです。この作品では悪者の完治の罪を貴乃が背負いこんじゃうのです。全くもって同じ女としてビックリです。とっても強い人なんです。でもだからって完治は無罪放免か、といったらそうではなくしっかり因果応報、彼にも過酷な運命が待っているのです。
昼ドラも真っ青なくらい壮絶なヒューマンドラマ。前・後編の2冊に渡ってるんだけどいつも一気読みしてました。この本が発売された当時、北海道のローカル局だかでドラマ化されたらしいんだけど(この情報、いまいち自信ナシ)、是非豪華キャストでドラマ化されたらいいのになぁ〜って思う反面、そうなったらそうなったでイメージと違うっ!ってガックリしそうな気もしないでもない。
これ読んだ後にダッディの実家へ帰省した際、すかさず稚内へ出向いたけど(車で片道3時間くらいかな?途中の景色がサイコー)行った所で『天北原野』グッズがあるわけでもなく、うっすら見える(天気がよかったので)サハリンを見て物思いにふけってしまいました。しかもただそれだけの為にわざわざ往復6時間もかけて行った、という事に今さらながらそんな自分にビックリ。(2004.2)

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